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ごあいさつ

 本格的な暑さを迎える今日この頃、市民各位におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

 さて、令和3年度も前年の新型コロナウイルスによる感染症をそのまま引き継ぐ厳しい年度となりました。私たちはこの忌まわしいコロナ禍の中で、市民に従前と変わらぬ良質な福祉サービスを提供できるよう、全職員の知恵を結集して事業展開してまいりました。しかし乍ら、私たちの期待と希望を無残に打ち砕くがごとく、変異型オミクロン株の新たなコロナウイルス感染症が蔓延し、前年以上の脅威に晒されることとなりました。

 当協議会事業実績における対象人数や実施回数、金額といった側面を包括的に捉えて、コロナ前(令和元年度)とコロナ後(令和3年度・2年度)の実績を数値的に「見える化」して比較すると、コロナ前の平常時(令和元年度)の事業実績に比して、蔓延後の令和2年度の実績値は平常時比86.2%と大きく落ち込みました。しかしながら令和3年度においては平常時に比して93.0%と持ち直し、ほぼ平常時に近い迄のサービスレベルを維持できました。

 このことを前提に、令和4年度における第1の最重要事業目標をコロナ克服と定めました。コロナ後に落ち込んだ対市民サービスレベルの回復に全力を投入し、コロナ前の状態を取り戻すべく、全職員の英知を結集して知恵と工夫を絞り、活力に満ちた積極果敢な事業展開を目指します。

 第2の最重要事業目標は、昨年度に引き続きコミュニティソーシャルワーク(CSW)事業の一層の推進を掲げます。社会福祉協議会創設時の初心に戻り地域福祉の増進に全力を投入し、国の重層的支援体制整備事業に市福祉部と一体となって取り組み、地域における包括的な支援体制として構築することを目指します。併せて、当協議会職員一人ひとりが重層的支援体制の視点を持った支援の担い手を目指します。

 令和4年度における最重要事業目標として上記2点を定め、引き続き市民に信頼される社会福祉協議会であり続けられるよう、当協議会役職員の総力を結集して事業を展開致しますので、市民各位におかれましては、引き続きましてのご理解並びにご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 
会長枠無1

令和4年 7月

社会福祉法人
稲城市社会福祉協議会 会長 石 井 律 夫

[最終更新日]2022/07/20